Personal Note 06

原点に、もう一度向き合う

離れてみて初めて、当たり前だった景色の意味に気づくことがあります。

みなかみ町月夜野の山、川、集落、通学路を思わせる原点のイラスト

桒原宏明は、みなかみ町月夜野、旧月夜野町月夜野で生まれ、18歳まで月夜野で育ちました。両親、祖父母、その前の世代からも、みなかみ町に縁を持つ家系です。

進学を機に地元を離れてから、月夜野での暮らしは記憶の中にしかなくなりました。

当たり前だった景色

山があり、川があり、通学路があり、人のつながりがありました。それが日常でした。子どもの頃には、その景色が特別なものだとは思っていませんでした。

東京で暮らすうちに、故郷の話題が遠くなっていきました。地域のことをニュースで見ることはあっても、実感を持って受け止めることが難しくなっていました。

離れて、見えてきたもの

大人になって改めて調べると、人口減少、交通の課題、担い手不足など、子どもの頃には見えなかった現実があることがわかりました。

子どもの頃に知っていた地域の姿と、今の実態は違います。だからこそ、記憶だけで語ることには慎重でいたいと思っています。いまは、日常的にみなかみ町で暮らしているわけではありません。その事実も、正直に持っておきたいと思っています。

もう一度歩くところから

生まれ育った場所への恩返しを、急いで答えを出すことではなく、まず知ることから始めています。歩き、聞き、調べ、記録する。その積み重ねから、実務家として役に立てる関わり方を探していきます。

原点に向き合うことは、懐かしさだけではありません。今の自分が、生まれ育った場所に対して何ができるかを考えることでもあります。

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