Personal Note 14

分からないと言えること

若い頃は、分かったつもりになることが多かった気がします。今は、分からないことを分からないと言える方が、ずっと大切だと思っています。

資料やノートを読みながら地域を記録するイラスト

社会に出て間もない頃、何かを聞かれるたびになんとかして答えようとしていた気がします。知らないことを知らないと言うのが、弱さのように感じていたのかもしれません。でも、それは違いました。

本当に難しいことは、簡単には分からない

経験を重ねるうちに、本当に大事なことほど単純な答えが出ないとわかってきました。組織の問題も、地域の課題も、一見シンプルに見えても背景に複雑な事情がある。すぐに答えを出した言葉ほど、実は何も言っていないことがある。

みなかみ町のことも、同じです。月夜野で育った記憶があっても、今の月夜野のことを「わかっている」と言える立場ではありません。離れて時間が経ち、暮らしから遠ざかっています。

まず聞く、まず調べる

知らないことは、知らないと言う。わからないことは、まず調べる。人に聞く。時間をかける。その積み重ねが、本当に使える理解につながると思っています。

これは、実務の場で少しずつ身についてきた姿勢です。最初から答えを持って動くより、まず状況を整理する。そのプロセスを丁寧にすることが、結果として遠回りにならないことを、経験から学んできました。

分からないと言える関係を、大切にしたい

みなかみ町に関わるうえで、「わかりません、教えてください」という言葉を、ちゃんと使える人でいたいと思っています。知ったふりをして進むより、素直に聞ける方が、長く続く関係が作れると信じています。

まだ知らないことがたくさんあります。だからこそ、声を集めることから始めています。

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